彩の国さいたま人づくり広域連合
平成22年度政策課題共同研究

 埼玉県や県内市町村が直面している政策課題について、広域連合構成団体(県、市町村)職員等が共同で調査研究を行い、構成団体の政策形成、政策開発に役立てるとともに、職員の政策形成能力の向上を図ります。
 平成22年度は、以下の2つのテーマについて研究を行いました。


地域の生活環境問題の解決に向けて
~ごみ屋敷を通じて考える~
 近年、生活騒音やペットへの餌やり等、市町村の相談窓口に寄せられる問題が多様化してきています。

 本研究会は、このような生活環境問題の中から、特に自治体職員が対応に苦慮している「ごみ屋敷」について取り上げ、「G-zero ~美しいまちと強いきずな~」を政策理念として「ごみ屋敷」問題解決のための方策を研究しました。「G-zero」とは「ごみ屋敷ゼロ」、つまり「ごみ屋敷」のない社会のことです。清潔で快適な生活環境の創造を図るとともに、「ごみ屋敷」問題の解決を通じて住民同士が「強いきずな」で結ばれ、地域力が再生されることを目指しました。

 研究会では、県内の「ごみ屋敷」の実態と各市町村における対応状況を把握するために県内全64市町村を対象にしたアンケートを実施しました。その結果に基づき、政策課題を整理し、「予防」、「解決」、「再発防止」という3つの視点を踏まえて①「法的権限の付与」、②「行政サービスの充実」、③「地域資源との連携の推進」について10項目の政策提言を行いました。
埼玉×観光
~地域を豊かにする物語~
 平成20年10月に国土交通省の外局として観光庁が設置されるなど、近年、観光に対する考え方や取組に大きな変化が生じており、その重要性は増してきています。

 こうした中、本研究では自治体が観光政策に取り組む意義を、そこに住む人々が観光を通じた経済活動のみならず、来訪者との交流を通して地域に対する誇りや愛着を醸成し、その結果、地域の活性化や自治体の安定的な維持が図られ、そこに住む地域の人々に幸福感をもたらすことであると考えました。そして目指す観光の姿を「地域の人と訪れる人とがふれあいを通じて、地域の価値を創造し続け、地域を豊かにする」とし、本研究の理想として掲げました。

 そして、①埼玉県民の地域に対する知識や愛着度の向上と地域の魅力を伝える人材の育成と活用方法、②行政区域にとらわれることなく地域の特性を最大限に生かすための自治体間の連携や広域連携を視野に入れた施策の展開、③観光客を効果的かつ効率的に誘致するためのターゲットを絞った戦略的PR、という3つの課題解決のためのポイントを柱として、政策提言シートにより15の具体的な実現手段を提言しました。


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